2021年 大学院理工学研究科 シラバス - 海洋建築工学専攻
設置情報
科目名 |
海洋建築工学特別講義Ⅰ
企業倫理と技術者倫理
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設置学科 | 海洋建築工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 小林(昭)・石浜・古谷 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D62A |
クラス | |||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 昨今、我々の生活を揺るがす様々な分野での倫理規定に反する安心安全の問題がクローズア ップされている。受講者は建築家あるいは建築技術者としての責任と倫理規定、地球環境問題と技術者倫理、法規制と企業倫理について理解し、問題解決にチャレンジすることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業:小グループで討議することもある. パワーポイント,板書,配布資料を併用して授業を行い、参考書などを紹介しながら多角的に理解を深める。パワーポイントと板書を併用して授業を行う。第6回から10回は,現役の技術者により,企業倫理の重要性と取組みを学ぶ. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
技術者倫理の理解を通して、技術者のあるべき姿を確立しようとする意欲が重要。さらに前回の授業内容で何がポイントであったかを配布資料やネット等でも再確認し、それが次の授業でどのような関連で展開するかを推察すること。 |
授業計画
第1回 | 技術者倫理① 技術者としてのあるべき姿、その社会的役割と考え方の基本的な枠組みを紹介する。(石浜) |
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第2回 | 技術者倫理② 私たちの日常の生活において、なぜ「・・しなければならない」という規範・倫理意識の存在が妥当性を持ちうるのかを考察する。(石浜) |
第3回 | 技術者倫理③ 歴史上代表的な倫理の原則を提供した3人の倫理学者(ベンサムの功利主義、カントの形式的義務論、ロールズの正義論)の説を批判的に紹介する。(石浜) |
第4回 | 技術者倫理④ これらの倫理学説が現実の諸問題諸(水俣病等)に適用可能であるのか、もし可能でないとするならどこにその説の問題があるのか等を検証する。(石浜) |
第5回 | 技術者倫理⑤ 受講生各自が企業の不祥事等を調べ、その倫理的問題点を発表し、それについて質疑応答する。(石浜) レポート課題(1)の出題と解説 |
第6回 | 企業倫理① 偽装問題と法改正の歴史(古谷): 構造計算書偽装、免震ゴム偽装、杭打ちデータ改ざん問題を通して、法改正の歴史を学ぶと共に、当事者、建設業や社会的資産である建築物への影響を考える。 |
第7回 | 企業倫理② 社会的要求と法改正の歴史(古谷): 過去の大地震の知見による法改正や地球温暖化等の社会的要求に対する現状を学ぶと共に、未来を考える。 |
第8回 | 企業倫理③ 法治社会(古谷): 日常のルールから『気づき』、『学ぶ』の大切さを考えると共に、洞察力を養う。 |
第9回 | 企業倫理④ ルールの中で戦う(古谷): 土俵は同じでも差別化を図る。技術開発、業務改善、顧客満足度の大切さを考える。 |
第10回 | 企業倫理⑤ みなさんが今やるべきこと(古谷): 自身の学位論文を例題として、論文の作法、情報分析、論理的思考を学ぶ。 レポート課題(2)の出題と解説 |
第11回 | 環境倫理①環境倫理と海洋建築工学(小林) 環境と環境倫理,地球環境システムと人間社会システムの関係,環境倫理の三主張について議論する. 予習:第10回までの資料とノート,「構造設計者倫理」(日本建築学会)を利用した知識の整理(120分) 復習:配布資料とノートを利用した知識の整理(120分) |
第12回 | 環境倫理②環境トリレンマ問題(小林) 地球環境問題と海洋環境問題,環境トリレンマ問題を議論する. 予習:「地球環境問題」「環境トリレンマ問題」の内容調べ(120分) 復習:配布資料とノートを利用した知識の整理(120分) |
第13回 | 環境倫理③海洋建築による環境トリレンマの解決(小林) 海洋建築を用いた解決策,解決策が引き起こす新たな問題,海洋建築の環境影響を議論する. 予習:「建築環境倫理」(日本建築学会)を利用した知識の整理(120分) 復習:配布資料とノートを利用した知識の整理(120分) |
第14回 | 環境倫理④海洋環境建築(小林) 地球環境建築,海洋環境建築について議論する. 予習:「地球環境建築のすすめ」(日本建築学会)第1章,第2章2-1を通読すること(120分) 復習:配布資料とノートを利用した知識の整理(120分) |
第15回 | 環境倫理⑤海洋建築環境倫理序説(小林) 建築環境倫理,海洋建築環境倫理の観点で,技術者倫理,環境,環境倫理,環境トリレンマ問題,海洋建築による問題の解決と新たな問題の発生,地球環境建築と地球環境海洋建築を整理して,海洋建築環境倫理序説を理解度確認問題を通してまとめる. 予習:第11回から第15回までの資料とノートを利用した知識の整理(120分) 理解度確認試験(60分)および解説(30分) |
その他
教科書 |
資料やプリントで対応するが,授業時に指示する場合もある。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
授業時に指示する。
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成績評価の方法 及び基準 |
レポートによる評価 |
質問への対応 | 授業中あるいはメール、オフィスアワーにて対応 |
研究室又は 連絡先 |
石浜弘道 一般教育 mail:ishihama.hiromichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 00:00 ~ 00:00 小林(昭)
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学生への メッセージ |
一級建築士の実務経験として認定を受けるために必要な科目です。 |